世田谷区・目黒区・渋谷区・大田区 | 五健鍼灸整骨院グループ

知っておきたい「膝関節」のあれこれ(3)

「正座」は膝関節の「捻挫」です!

体の各関節には運動方向に対し「正常可動域」というものがあります。例えば正常な膝関節であれば足をまっすぐに伸ばした状態が0°(伸展)、その状態から膝を折り曲げる動作(屈曲)は130°というように、多少の個人差はありますが凡そ決まっています。自力で膝関節を曲げても決して踵はお尻には着きません(簡単に着いてしまうしまう人は膝関節そのものに弛みがあり、今は痛くなくとも治療が必要な方です)しかし自分の手で足首や足の指先をつかんで曲げれば踵はお尻に着きます。転倒したり、しゃがみ込んだりした時、骨や関節が傷まないよう、いざという時にめいっぱい曲がる仕組みになっているのです。これが膝の「クッション」「弾力性」なのです。「正座」や「しゃがみこみ」などの動作では膝関節そのものに体重等による強い負荷がかかってしまいますので130°以上曲がってしまい、靭帯や関節包を傷めてしまうのです。関節に外力が加わり正常可動域以上に曲がったり伸びたりしたものを「捻挫」と言います。つまり、「正座」そのものが「捻挫」と言う事になります。繰り返しや長時間に及ぶ「正座」「しゃがみこみ」動作はなるべく避けた方がいいのです。しかし、色々な事情でどうしても「正座」や「しゃがみこみ」動作で膝関節に無理をかけた場合は、その動作が終了したら、すぐに膝関節の周りを自己流で結構ですから両手でゆっくりマッサージして、さすってあげたりストレッチをしてアフターケアをして下さい。またできれば就寝前に冷シップを貼付しておやすみになれば完全な対処法となります。

知っておきたい「膝関節」のあれこれ(2)

「家の中での行動」で使われる筋肉の量と「外出での行動」で使われる筋肉の量では相当に違いがあります。例えば、家の中での動きは目をつむっていてもある程度できますが、外での動きは決して目をつむって出来るものではありません。歩行困難な方が訪問リハビリでやっと家の中を歩けるようになって、いざ表に出て歩こうと思っても足がすくんでしまい、なかなか簡単には歩けません。外出するという行動には相当の筋力や体力が必要なのです。身体を鍛錬しようと思えば、ほんの5分、10分でもいいですから積極的に外出する習慣をつけましょう。最近、外出がとても億劫に感じつつある人はすでに体力低下や老化が進行しつつある証しだと思っても過言ではありません。体力が増せば、うつ病の予防にもつながります。

膝関節が痛い時の階段の正しい上り方と下り方

階段を上る時には膝関節を曲げながら上って行きますので比較的痛みは楽なのですが、下りる時には膝関節は完全に伸びきらないとうまく下りられません。膝関節の障害で来院される患者様の症状の一つとして「階段を上る時には痛みは少ないが、下りる時には痛くて下りれない」と訴える患者様の膝関節障害はかなり進んでいます。そのような患者様の階段の上り下りの仕方は基本的には「上る時はいい方の足から、下りる時には悪い足の方から」が基本原則です。

知っておきたい「膝関節」のあれこれ(1)

(1)「膝に水が溜まる」ってどう言う事なの?

「膝に水が溜まったので医者に行って抜いてもらったけど、まだ痛みが取れない」といって来院される患者様が時々いらっしゃいます。「何で溜まったのか?」「どんな水なのか」等、疑問に思う方も多い事と思います。膝など関節に溜まる「水」は関節滑液といって滑膜といわれるところから分泌され「骨と骨」や「骨と軟骨」同志の摩擦を防ぐ潤滑油の作用や関節内に必要以上の熱が蓄積しないように作用している物質なのです。この関節滑液は通常、関節にとって必要な適量分が分泌され、そして再吸収されるという現象を繰り返しています。しかし、関節に生じた捻挫や打撲、繰り返しの無理な曲げ伸ばし等の原因で関節部に急激に炎症が勃発するとすぐに、その炎症に対応すべく、通常の何倍もの大量の関節滑液が分泌される為、再吸収が間に合わず結果的に関節内に大量に溜まってしまうのです。何故大量に関節液が分泌されるのか? まず関節に発生した炎症を「関節内が火事に見舞われた」と想像して下さい。即ち(炎症=火事)です。火事になれば直ぐ、消火活動の為に放水します。この放水に相当する「水」が滑液(潤滑油)なのです。即ち(放水=滑液)です。火事の状態が大火であればある程、消火の為の放水量が多く必要となります。関節の炎症も同じ原理で炎症の程度がひどければひどい程、その炎症を「鎮火」させる為に分泌される滑液の量も多く必要となるのです。必要以上に関節に関節液が溜まってしまうと関節を包んでいる関節包が膨張、圧迫され、腫れぼったい感じや、疼痛の為、歩行が不自由になります。整形外科等で異常に溜まっていると診断された場合は注射器で「穿刺」し溜まった「水」を抜きとってもらうと、膨張や圧迫がとれ一時的に歩行や痛みも楽になります。しかし、これで炎症が治ったわけではありません。ほとんどの場合、関節内部はまだ「ぼや」状態か「くすぶった」状態であり完全に「鎮火」したわけではないのです。その為、消火活動の為の放水状態はずっと続いており、少しづつ水が溜まってしまうのです。この事が「二度も三度水を抜いてもらった」とか、一度抜いたら「くせになる」とか、よく患者さんから聞かれる言葉なのです。五健整骨院では膝に「水」が溜まってしまった患者様には(必要であれば提携医療機関で「穿刺抜水」)関節の外側からも厳重に氷嚢や冷シップで冷やし、日中は包帯やテーピング等で関節をしっかり固定、少し時間がかかりますが完全に炎症を「鎮火」させ二度と水が溜まらないよう再発防止の治療の実績を積み重ねています。膝関節についていろいろお悩みの有る方は是非一度御来院下さい。

(c)2014 五健鍼灸整骨院グループ